CITROËN 松山

こんな夢を見た。
車を運転しながら、お寺を目指している。
親父殿の一周忌の法要の集まりで実家の近くとは言え、あまり詳しくは無い土地柄では有った。
曲がる道を間違え、通り過ぎてしまい、大通りをUターンしようとした時に急にパワステが効かなく成った
対向４車線の道の真ん中、エンジンが止まったのかと一瞬思ったのだけれどアクセルを踏むと車は何とか前へ進んで行く。
ファンベルトでも外れたかと判断し少し走った所のコンビニに飛び込む。
ハンドルを握り、座ったまま、静かな声で
壊れました　と夢の中の僕が言った。
助手席に座るパートナーの　どうしたのと問いかけに
やっぱり壊れたんだもの、仕方がないわと静かな声だけれど、きっぱりと言った。

「あかん！ちょっとまずい！そこのコンビニに寄ってかまん？」
『どしたん？』
「パワステが効かん成った、変な音してないからベルト外れたかも、ちょっと見てみる！」
『えぇー』
アイドリング、エンジンを始動したままボンネットを開けるとファンベルトは外れて居なかったかスリップしているのか、回っていない
運転席に戻りエアコンのコンプレッサーのスイッチをオフにし、送風だけにする
と、パワステが動き出した。
「ごめん、エアコンのコンプレッサーが固着したかもしれん、エアコン無かったらベルト回るみたいやから、何とか動けるかな？」
『えー、今、昼の13時やで？エアコン無し？なんしよるんよ！遠出しか使わん車やから、ちゃんと点検してって言ったやん！』
「あ、いや、ベルトとか、ブレーキとか、消耗品は見て判るけど、機械の突然の故障はわからんもん」
『治せんのぉ？あんた整備士やろ？』
「あ、うん、でもね、世界一のパティシエでも道端でケーキは造られへんやろ？」
『サイアクー』
ベルトスリップしてる時に変な音して無かったのがちょっと気に成ったがそのまま窓を開けて目的地のお寺を目指した。

法事め無事終了し、エアコンが使えないと暑いので、夕方気温が下がるまで兄貴の家で時間を潰して帰路についた
ここは神戸、松山までは300キロ。
高速に入り、長いトンネルを抜け明石大橋の真ん中辺りの時で有る　バッテリー警告灯が点灯し、しばらくすると色々な警告ランプが点灯し始め、それからしばらくするとセンターのモニターの電源が切れ、真っ暗に成った
「あ。あかん、これマズいやつや。」
『‥‥‥。』
「何とか、観覧車のパーキングまで持ってくれ！」

17時過ぎ、保険のサービスのレッカーに連絡し、キャリアカーが現場に到着したのは18時過ぎであった。
『どけまで運びます？』
「松山までお願いしたいのですが‥‥」
『基本、最寄りのディーラーまでなのですが、最長100Kmまででして。』
「超過分は、いくら位になりますでしょう？」
『1キロ800円と高速料金と消費税でざっと２０万程ですね。』
「では、神戸の家の方に。」
『個人の住宅ですか？そちらにどなたか居られます？連絡しておいて貰えれば。』
「あ、案内しますけど？」
『いえ、私どもは搬送だけでして。お客様をお載せするのは‥‥ちょっと。』
「では、どうしろと？ここは高速道路ですよ？」
『道路公団パトロールか、警察に連絡して頂いて、料金所出口からは、公共交通機関で‥‥』

はい。保険のサービスの適応以外はすべて自費で自力でが基本です。

『わっ！高くて見晴らしええワ～』
右に運転手、左にはじめてトラックに乗るパートナーを横目に、さてどうするか。
長距離バスも夏休みで予約は取れないし。
電車でどこまで帰れるか？明日の仕事、お休み頂くか？
『今度車買い替える時はトラックにせえへん？むっちゃ見晴らしええでぇ、舞子の夜景も最高や！』
隣で嬉しそうにしているパートナー、ちょっと心が軽く成った。
雷落ちるかと思ったのね‥‥

あ。夢ですから。僕の脳が勝手に想像した産物ですからね
ほら、この頃、自動車業界ってコンプライアンスでもちきりじゃない？
レッカー屋さんにも迷惑掛けれ無いし、そんなにパッと使えるお金も無いしね（笑）

たしか、最寄りのディーラー搬入と帰りの料金、最悪の場合泊まりの宿泊費、完成車両の自宅の最寄りのディーラーまでの搬送料金の保険が昔有ったんだけど。今は無くなったのかな？
上甲さんに聴いてみなくっちゃ‥‥と思案している
サービスの岡でした～♪