引き算の美学
こりゃまたカッコええフレーズだけど
なんだか難しそうですよね?
いやね、先日来友人の車選びの相談にのってたんだけど。最後のガソリン車選び♪
『いらっしゃいませ、本日はどのような?』
「はあ、あのぉ~、ワイシャツを‥‥」
『かしこまりました、サイズはお分かりですか?』
「あ、いえ。測って頂けます?」
担当してくれた若い女性の店員さんは、にこやかに微笑みながら僕の首周り、肩幅、腕の長さ等を測って行き‥‥
『首周りや腕の長さから、こちらの表記と同じ物で有れば大丈夫ですよっ』
「有難う御座います、じぁあ少し見せて頂いてよいですか?」
もうね、ワイシャツなんて1年に何回着るかしら?ってくらい。一歩間違うと着る事無しって年も。
お休みの日の私服って‥‥僕の場合は
春や秋 ジャージやスウェット♪
夏 タンクトップかTシャツ
冬 とにかく寒く無い服 B6とかのムートンのジャンパーが多いかな?
もうね、寒がりって事で言えばトチローかヒロシかって位に寒がり。
そりゃ今年の夏の熱さ(暑さ超えてたから)もこたえたけれど、やっぱり寒い方が嫌かしら。
って感じだからスーツって冠婚葬祭じゃ無い限り皆無なワケ♪
若い時はスーツにトレンチコートが似合う大人に早く成りたいなぁ~って思ってたんだけど。
野獣死すべしみたいな大藪春彦の世界に憧れて♪
モチロン仕事中はツナキでしょ?
お休みの日でも農作業のお手伝いの時はツナキやし♪
買う頻度も低いからサイズなんてまったくわからない(笑)
Yシャツの棚の間を行ったり来たり それを見かねたのか先ほどの店員さんが
『どの様な感じの物をお探しですか?襟元にも種類が有って‥‥襟の開き具合とかボタンの有り無し等は?』
「へ?種類ですか?いや、別に‥‥」
『ネクタイが目立つ様な感じで有れば開いてる方が良いですよ』
「じゃあ、それで。あ、ボタンは無い方が‥‥」
『お色はお決まりですか?』
「あー、紺色縦縞のスーツに合わせたいんですけど、薄い紫とか‥‥薄いピンクとか‥‥」
スーツ着て来るとか、持って来るとかすると良かったのかな?なんて内心ドキドキしながら‥‥
『紫ですと、コレとコレが‥‥』
見せられたシャツ、そりゃ片方は薄い紫だと判るんだけど、もう片方は
“白色じゃね?”
って感じで。
「えっ?これも紫なんですか?」
『はい、ほら、ボタンを止めている糸の色を見て頂くと判り易いと思いますよ』
フムフム。ナルホド。ホワイトに紫のメタリックが入ってる塗装みたいなものか‥‥
『で、こちらの模様は‥‥‥』
「えっ?模様?」
なるほど近くで見るとシャツにはうっすらと模様が。
白いシャツでさえそれぞれ模様が有るのが分かったんだけど
“50センチ以内に近寄らないとわかんないんわかんないんじゃね?”って感じで。
そんなに人と接近するシュチュエーションって有るのかしら?なんて思いながら説明を聴いておりまして‥
あ、ほら、もうこの歳じゃない?そんなチークダンスとかキスをするような接近なんて有るワケないし(笑)なんて思いながら。
「じゃあ、薄い方で。あと、濃い色のネクタイも欲しいんですけど‥‥あのマネキンのしてるヤツ在庫有ります?」
『えっと‥‥あのネクタイはアレが最後でして』
「ん?じゃあ、アレ売って貰えます?」
『えっ?まあ、はい。あれで宜しいのですか?では、軽くアイロンを‥‥』
てなワケで。
ズブの素人にアドバイスって大変だっただろうなぁ~って。
と、色の識別、男性は7色の所、女性は29色と男性の4倍位見分けられるってきくけれど、服を選ぶのは女性の意見を聞いた方が良いのかな?って実感。
営業の大内さんもブログに書いてましたよね?読みました?同じ色でも数種類有りますよ~って♪
しかし、白色に見えるワイシャツに模様が入ってたなんてビックリ、中学、高校の時のシャツには模様なんて入って無かったもの。
で、振り返って友人への自動車のアドバイス。
はたして
“さすがやね、参考に成った!”
って思ってくれたかしら?って思ってたんだけど、友人が買った自動車のグレード、僕が勧めたのとは違ってたのね(笑)
友人曰く
『これが引き算の美学や!』と。
「岡ちゃんの勧めてくれたグレード、装備もてんこ盛りなんは判るんやけど、お金もてんこ盛りやろ?その差額と増える装備と天秤にかけたらこっちのグレードかな?これぞ引き算の美学や!」
ん?引き算の美学の本質って、僕のブログの事なんじゃない?(笑)
サービスの岡でした~♪